<評価>注意機能を評価する かなひろいテストの方法

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野口
野口

今回は、「かなひろいテストという評価があると聞いたのですが、かなひろいテストとは何ですか?」という質問に答えたいと思います。

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かなひろいテスト

かなひろいテストとは、金子らによって開発された検査であり、主命題を維持しながら注意力をいくつかに分散させて、一定時間内に課題を遂行する選択的抹消課題です。

選択的注意機能や配分性注意機能などのを評価することができ、前頭葉の機能評価としても使用されています。

検査内容の確認

かなひろいテストは、用紙に羅列されたかなの中から「あ・い・う・え・お」のみを選択的にひろいあげるものであり、文章に意味のない無意味綴文章を捉えながら実施する物語文の2種類があります。

無意味綴は選択的注意機能を評価し、物語文では文章の内容を把握しながら「あ・い・う・え・お」のみをひろいあげていく課題であり、選択性注意機能に加えて配分性注意機能も評価することができます。

(浜松方式高次脳機能スケールのテスト項目より)

準備するもの

・静かな部屋

・机と椅子

・鉛筆

・検査用紙

・ストップウォッチ

検査方法

一般的には、物語文を使用することが多いかと思いますので、物語文のかなひろいテストについて説明させていただきます。

① 机上に検査用紙と鉛筆を用意します。

②「次の分の中から、あ・い・う・え・おをひろいあげて、○をつけてください。なるべく速く、見落とさないように、物語の内容も考えながら行ってください」と説明します。

③「よーい、はじめ」の合図で課題を実施します。

④ 2分が経過した時点で「おわり」と指示し、課題を終了します。

⑤ その後、内容を把握しているか確認し、正答数を算出します。

採点方法

2分間の制限時間の中で、ひろいあげた正答数を記録します。

また、内容把握の有無を確認します。

参考として、検査終了時に物語文の内容を確認し、内容を把握していない場合は0点、内容について説明するが一部の情報が不正確の場合は5点、正確に説明ができる場合は10点の3段階で評価する場合もあります。

年齢別平均値

20歳代:44.1±9.4(n = 30)

30歳代:42.4±8.6(n = 80)

40歳代:36.6±10.0(n = 40)

50歳代:31.9±10.9(n = 25)

60歳代:23.9±8.4(n = 77)

70歳代:22.4±9.3(n = 92)

80歳代:19.2±7.4(n = 8)

船津桂子,金子満雄:前頭葉障害に対する評価と機能訓練の試み.日本早期認知症学会論文誌 1(1):4-17,2007.

今回は、「かなひろいテストという評価があると聞いたのですが、かなひろいテストとは何ですか?」という質問に対して、かなひろいテストとは、金子らによって開発された検査であり、主命題を維持しながら注意力をいくつかに分散させて、一定時間内に課題を遂行する選択的抹消課題です。選択的注意機能や配分性注意機能などを評価することができ、前頭葉の機能評価としても使用されています。と回答させていただきます。

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